笑気麻酔に関する考察

目次

1.13度目の正直

2.Mr.タフネス

3.実況、笑気麻酔

1.13度目の正直

ヒゲ脱毛に行ってきたが今日も相変わらず痛かった

「施術を重ねるごとにだんだん痛みはなくなります」とあの日あの時あの場所で言っていた担当お姉さん(たぶん年下)の言葉は、施術歴13回目の私にはもはや何の説得力もない

13回やったけど痛いのだ

だがだからといってその時の担当お姉さんを責めることはできない

「施術を重ねるごとに痛みはなくなる」、というのは「施術を重ねるごとに(だんだんと髭がうすくなっていくので)痛みはなくなる」という意味であって、まったく髭が薄くなっていかない私はしたがって痛みについても初期設定、はじめと何ら変わりはない

悪いのは何度レーザーを当てても死滅しない私のタフネスな髭たち

お姉さんが初見で私の髭の超絶タフネスな性質を見抜くことなどできるわけないのだから

2.Mr.タフネス

ヒゲ脱毛は控えめに表現してとても痛い

私は前々回の施術までは「画期的!最新の脱毛理論で大幅に痛みを軽減したレーザー脱毛」みたいなうたい文句のメディオスターなる機械を使っていたが、毎回施術後アイマスクを外すと目じりから涙が零れ落ちてくることを止めることができなかった、つまり普通に痛すぎた

メディオスターで10回以上繰り返し施術を行っても全く効果が表れなかった私の髭はもはや脱毛理論の預かり知るところではない領域の規格外タフネスだったようなので、前回の施術から私はメディオスターをあきらめ、ヤグレーザーなる痛すぎ注意の機械に乗り換えたのだ

「痛くない」メディオスターが痛すぎた私はヤグレーザーに切り替えた際、即座に追加料金を払ってでも笑気麻酔を使用することを決めた

中学レベルでばかすか打たれたピッチャーが高校野球で通用するはずがないのだ

3.実況、笑気麻酔

はじめかなり驚いたのだが、笑気麻酔を使用してもレーザー脱毛はやはり痛かった

麻酔をすれば痛みがなくなると思っていた私は当たり前のように痛みを感じることにかなり驚き、怒りを覚えた

だって話が違う、麻酔=痛くないでしょ?

笑気麻酔というのはガスタイプの麻酔であり、鼻から少し怪しげな匂いのするガスを吸い込むことでなんだか意識が良い感じに朦朧としてきてプチトリップ体験ができる

意識が朦朧といっても普段眠りに落ちる直前くらいの感覚なので、話しかけられれば受け答えすることはできる

右を向けと言われれば右を向くし、痛くないかと聞かれればアイマスクの下で涙を流しながら痛くないと答える

眠りの直前と違うのはいくら引っぱたかれても完全に覚醒することはないということ

だからいくら痛いレーザーを当てられようといきなり飛び上がって突発的に逆ギレしてしまうようなことはない

だけど意識が途切れているわけでも、また、本来の痛みの性質が変容しているわけでもないので、痛みは確かにそこにありしっかりと感じ取ることができる

すっごい痛いけど眠い、という感覚

いや、すっごい痛いけど眠い感覚を信じて眠いフリを続けよう、そうしよう、痛い痛い、、、という感覚が最もヒゲ脱毛施術中の感覚を的確に言い表せていると思う

マネージャーの笑顔が見たいからどんなにつらい練習も乗り越えて絶対甲子園に行ってやるんだ、という感覚

いや、マネージャーは既にチームのエースピッチャーとかなりいい感じの関係になってきていることにはうすうす気づいてはいるけどマネージャーがいない柔道部なんかと比べればマネージャーがいる部活はまだ恵まれてるんだよなとか考えながらとりあえず練習を続ける感覚、だろうか

笑気麻酔とはなにか、つまりそれは危うい拠り所であり、確信のない道しるべである

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