両親がソーセージですごい喧嘩してて泣きそうになった子供時代

目次

1.SEKAI NO OWARI

2.ソーセージ事件

3.スーパーで買える今最も美味しいソーセージ

4.ソーセージ事件再び

1.SEKAI NO OWARI

子供にとって親の存在はとてつもなく大きい

親の言うことはすべて正しいし、親のフィルター越しに世界を見ているといっても過言ではない

だから冷静に考えるとバカバカしいと思うようなことでも、親が本気で怒っていればそれはとても深刻な事件に他ならない

普段は仲の良い両親が罵り合っている姿などを見せられた日にはそれはもう世界の終りの前触れ、無力な自分にはどうすることもできない絶望以外の何物でもない

2.ソーセージ事件

私の父親は生協のポークビッツをとても好んでいた

我が家ではソーセージといえばポークビッツであり、ポークビッツのことをソーセージと呼んでいた

ポークビッツなどという言葉を知ったのはずっと後になってからだった

私が小学校低学年の頃だったと思う。親父は仕事をしているのかいないのかよくわからない状態だったので、親父のいる部屋はいつも昼間なのにカーテンが閉められていて薄暗く、煙草の煙が充満していた

今考えればあまり一般的といえる家庭環境ではなかったのかもしれない

それでも基本的に両親はとてもやさしかったし、家族で旅行やキャンプへ行くことも多かったので、決して荒れているような家庭ではなかった

煙草の煙が充満する部屋で、その日は仲の良いはずの両親が言い争っていた

細かな経緯は覚えていないけれど、生協のポークビッツではなく他のメーカーのソーセージを買ってきた母に対し、父がネチネチと文句を言い、はじめは父の言葉に付き合っていた母も、あまりにしつこい父に次第に嫌気がさして言い返すようになり、言い争いに発展していった、とかそんなような流れだったと思う

ソーセージひとつでなんでそんなに言われなければいけないのか、という母親の気持ちは容易に想像できる

言い争いの後、母は泣きながら家を出て行った

出て行ったといっても隣町の実家に一時的に帰っただけでその日のうちには帰ってきた

それでも家を出ていく前に母は泣きながら私を抱きしめたので、そんな状況がはじめてでどうしたらよいのかわからない子供の私は、ただなんとなく二度と母が帰ってこないのではないかと思いとても怖かったことを覚えている

そんなソーセージの思い出があるので、自分が親になった今、なるべく子供の前では妻と喧嘩をしないようにしたいと思う

そしてそんなソーセージの思い出がある私が自信をもって勧めるスーパーで買える今もっとも美味しいソーセージがこちら

3.スーパーで買える今最も美味しいソーセージ

「丸正フーズ えびの高原 ポークウィンナー」

今ソーセージ業界で主流のパリッとはじけて皮で食べさせるタイプのソーセージではなく、まるでサラミのように身がぎっちり詰まっていて噛むほどに旨みか溢れる至高の一品

値段の相場はよく知らないけれどおそらくそんなに高いものでもないと思う

このソーセージが至高すぎて一度食べるともう元には戻れません

4.ソーセージ事件再び

私があまりにこのソーセージを美味しいというので、妻はわざわざこのソーセージを買うためだけに遠くのスーパーにまで買い物に足を運んでくれます

そのうちさすがに面倒くさくなった妻が普通にどこでも売っている「シャウエッセン」やら「アルトバイエルン」やらを買ってきてうっかり腹を立ててしまわないかとても心配な今日この頃です

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA